かしいのドイツ美大留学日記

2023年10月からドイツの国立美大でデザインを勉強中✍️ ドイツ生活のエッセイ漫画やお役立ち情報を発信します!

【ドイツ生活】シャワーなし、ヒーターなしのWGから2ヶ月で引っ越した話

ドイツでデザイン留学中のかしい(@kassy_art)です!

最初に入居したWGがあまりに住みづらく、全く勉強に集中できなかったため、2ヶ月で引っ越しました。

この記事では、なぜ最初のWGを退去したかどうやって次の家を爆速(1週間)で見つけたかを書いていきます。

引っ越しまでの経緯

11/14(月) 大家と話し合い、引っ越しを決意

シャワーの故障が1ヶ月以上放置されているのでドイツ民法に従って家賃の値下げ要求をしたところ、「この家が気に入らないならいつでも出て行っていい」と逆ギレされる

11/15(火) 友達に相談

大家に嫌がらせされるようになり、「大家に家を追い出されそう」「新しい入居先を探している」といろんな友達に相談する

11/16(水) 引っ越し予定の友人が2人見つかり、内見できることに

友達から「引っ越す予定の友達がいる」という話を4件紹介してもらう
そのうち条件が合う2件を「内見したい」と話を進める
その他、学生寮の受付まで行ってすぐに入居できないか直談判するも、窓口違いで追い返されて意味なし。

旅行で土日に内見できないので厳しいかと思いきや、なんとか来週の月曜日に2軒内見できることに。

新しい居住先の基準は

  • 同居人がおかしくない

  • 大家がおかしくない

  • シャワーからお湯が出る(当たり前)

  • 住民登録できる

  • 住もうと思えば長く住める(unbefristet)が、最低賃貸期間はなし

  • Ablösevereinbarung(家具の買い取り)なし

  • ライン側西側、大学まで近い(30分程度)

など。とにかく同居人がおかしくなくて、安心して暮らせる家ならどこでもいいって感じでした。
とはいえ、男性との2人同棲やケルン市内から離れた街に暮らすのも嫌なので、ある程度条件は加えました。
本当は同居人トラブルが一切ない一人暮らしがしたかったですが、家具付きの部屋がほとんどなく諦めました。

11/21(月) 2軒内見

1軒目は居住人数が少ない静かで清潔なフラット。
大家(ラテンアメリカ出身、女性)、メキシコ人男子学生(同じ学科、面識あり)と暮らす3人WGで、プライバシーや清潔さ重視。
大家の女性と、退去予定のメキシコ人男子学生と会話しました。
部屋が広く、大きな机もある。

2軒目は居住人数が多い賑やかなフラット。
ドイツ人5人(男性3名、女性2名)と一緒に暮らすザ・シェアハウスという賑やかなフラット。
リビングが広く、居住者全員と夕食を食べて会話ができた。
キッチンが広い代わりに部屋が狭く、マットレスを床に直置きかつ机なし。

2軒目は住人と気さくにドイツ語でコミュニケーションができ、これこそ自分が求めていたkeine Zweck WG(交流ありWG)という感じでした。
しかし、1軒目がunbefristet(契約期間のしばりなし)で長期滞在が可能なのに対し、2軒目はZwischenmiete(部屋の又貸し)で2ヶ月しか滞在できないのが気になり、1軒目にすることにしました。
また、1軒目は部屋に大きな机があり集中して作業できそうなのと、「同居人の性格を事前に知っている」ことがかなり決め手になりました。
ドイツに来た当初ならわいわいWGも憧れだったのですが、4人WGですら住人同士のいざこざで疲弊した自分にとっては「とにかく落ち着いて暮らしたい」という欲求の方が強かったです…。

1軒目は
「大家と同居」
「大家が外国出身」
(母語スペイン語で、英語はできないのでコミュニケーションはドイツ語)
というのが若干不安要素ではありますが、どんなところでもシャワーからお湯が出れば今よりマシだと思います。

11/22(火) 1軒目にOK、2軒目にお断りの返事

善は急げで翌日には契約の意思を伝えました。

11/24(木) 大家に解約通知書を手渡す

Mieterverein(借主保護協会)で現在のWGの契約書をチェックしてもらった結果、「契約書の書き方が間違っているから、定期借家契約ではなく普通借家契約になっている」という衝撃的な事実がわかりました。
弁護士に解約通知書の文言を考えてもらい、大家に手渡して「11/30(水)退去予定である」と伝えました。

11/29(火) 新居を契約、入居

11月の最終週に前の住人が出ていったため、11/29(火)に契約できることになりました。
友達に引っ越しを手伝ってもらい、鍵をもらって無事入居完了!

11/30(水) 前のWGの大掃除、退去

自分の部屋や共用部の掃除を済ませ、ダメージがないことを確認。
大家に鍵を返しました。

爆速家探しのコツまとめ

  • 大学の友達経由で探した方が、大学に近い立地のいい物件が見つかります
    特に留学生グループは家関連の情報を多く持っていて有益。
    ネットで探すより紹介の方が安心感があるので、貸す側も他の候補者を優先せずに決断を待ってくれるのが大きなメリットです。

  • 学生寮窓口へのメールでの問い合わせは無視。問い合わせは電話一択。

  • 家具付きの一人部屋の募集はほぼないです。

  • WG-GesuchtImmoweltなど通常のプラットフォームは競争率が高すぎてまず返信が来ません。
    短期間のZwischenmiete/Untermieteばかりで条件が合わないことが多め。

  • 女性の場合、WG-Gesuchtの広告は「男性との2人WG不可」と明記しないと出会い目的の男性からの同棲依頼ばかり来ます。
    もしくは「母親を介護してほしい」という家政婦がわりの依頼。

  • ユーロエステートは物件数が少なく内見前に手数料を取られるので、ドイツ語ができて現地にいるならあまり使うメリットなしと感じます
    (成約したときだけ仲介手数料を取られるならまだ使いやすいのに…)

まとめ

最初のWGが最悪な代わりに次のWGがすぐに見つかるという、運がいいんだか悪いんだかよくわからない結果になりました。
「ドイツの家探しは大変」という印象を持つ人が多いですが、見つかるときは見つかります。
みなさんも、最初に入居したWGがイマイチだったときはくじけずに家を探してみてください!

ABOUT
「かしいの美大留学奮闘記」はドイツ美大留学やドイツ生活情報をまとめたブログです。

プライバシーポリシー
当サイトのプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。

お問い合わせ
当サイトに関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。