ドイツの美大に留学中のかしい(@kassy_art)です！
先日ようやく滞在許可証をもらい、学生ビザの範囲でバイトできるようになりました。
長期のアルバイトとは別にZENJOB（ゼンジョブ）という単発バイトのアプリを使い始めたので、ご紹介します！
記事の要約
- Zenjobはドイツで単発バイトを探せるアプリ
- 面接・履歴書不要で即働ける！
- 報酬の半分は2〜3日後にすぐ受け取れる！（残り半分は翌月15日）
- ドイツ語ができなくてもOK！（英語でバイト可能）
- 平均時給13.2〜14ユーロで稼げる！
- アプリに地域を登録すると、求人が自動的に表示される！
ドイツの単発バイトアプリ「ZENJOB」とは？
ZENJOBとは、1日から派遣で単発バイトができる、ドイツ版タイミーのようなアプリです。
ドイツのアプリストアからZENJOBアプリをダウンロードし、
- 滞在許可証とZusatzblatt(EU以外の外国籍の場合)
- 学校の在籍証明書(Studienbescheinigung、学生証とは異なる)
- ドイツ語の自己紹介動画(簡単なものでよい)
- 税番号（Steuernummer）
- 社会保険番号（Sozialversicherungsnummer）
- その他、ドイツ語能力の証明書など(任意)
を登録すると、単発バイトに応募できるようになります。
ドイツ語の面接・履歴書が不要なため、留学生もすぐ働き始めることができます！
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ZENJOBでのバイトの探し方、使い方
- アプリでシフトを探す
時給、場所、拘束時間などが書いてあるので良さそうであれば選択します。 - 応募する
- 承認されたら雇用契約書に電子署名
（契約書への署名なしで働いた場合はペナルティがつきます！） - 当日はバイト開始時刻、終了時間、休憩時間をアプリから申告
- シフト終了後、雇用主を評価する
ZENJOBのいいところ
・直前にバイトを入れられる
ZENJOBで応募できる仕事は1日だけの派遣なので、「今日予定が空いた」「明日予定が空いた」という場合もすぐシフトに入ることができます！
・面接・履歴書がいらない
外国人だとMinijobのための履歴書を送ってもスルーされることが多いため、面接や履歴書なしで即働けるのはかなり楽です。
・時給がMinijobより高め
長期アルバイトMinijobの時給は、最低賃金の12€がほとんどです。
ただ、単発バイトのZenjobは最低13.2€で高いと14€あります。
Zenjobなら短時間でより稼げます！
・2日前まではキャンセルできる
一度シフトを入れた後も、2日前までであればペナルティーなしでキャンセル可能。
急に予定が入った場合もキャンセルできるので安心です。
ただし、あまり何度もキャンセルしていると雇用主側からの心象が悪くなるようです
2回連続でキャンセルしたときは雇用主側から残りのシフトをキャンセルされたり、新しいシフトを承認してもらえなくなったりしました。
アプリ上でペナルティがないからと言って、あまり気軽にはキャンセルしない方が良さそうです。
・報酬が支払われるのが早い
単発バイトでの報酬は、
半分が２〜３営業日後
残りの半分が翌月15日
に振り込まれます。
お金がすぐ支払われるのは嬉しいところです。
・報酬がきちんと支払われる
雇用契約を結んでいるので当然ですが、報酬はきちんと働いた分だけ支払われます。
稀に日本人が働けるようなMinijobだと、最低賃金以下で働かされたり、休憩時間をきちんと取ってもらえなかったりというトラブルがあるようです。
Zenjobに登録しているようなドイツの企業はきちんとドイツの労働法を守っているので、安心して働けます。
休憩をとり忘れていると、「早く休憩とりな！」と言ってもらえます。
また、早上がりの場合も元々の報酬を保証してもらえるので安心です。
ZENJOBのいまいちなところ
・求人が少ない
ZENJOBはまだできてまもないため、利用してる企業があまり多くありません。
基本的にいつも求人がない状態で、たまに出たときはすぐ応募しないと埋まってしまいます。
職種は飲食がほとんどで、たまにアパレルや倉庫作業があります。
飲食のバイトをするためのGesundheitszeugnis(衛生管理証明書)がないとほぼバイトに入れません。
・新着求人の通知が来ないので、逐一アプリをチェックしないといけない
求人がそもそもない上に、いつ出るのかもわかりにくいです。
新着求人のプッシュ通知機能も一応あるのですが、通知が来たり来なかったりでアプリの挙動が安定しません。
結果、シフトを入れたい場合は1日に何回もアプリをチェックする必要がありかなり面倒です。
最初はケルン、今はブレーメンで登録していますがどちらも似たような状況です。
・ほぼ郊外にしか求人がない
求人が少ないので、私の場合は通勤1時間圏内はOKにしてバイトを探していました。
ただ、ドイツ鉄道は1時間くらいの遅延は当然なので早めに出ても遅刻しそうになることがしょっちゅう。
トラムやバスで行ける範囲ならまだ遅延が起こりにくいのですが、ドイツ鉄道(DB)で隣町まで行くのはなるべく避けた方がいいです。
・ペナルティが永久に消えない
前述のように隣町のバイトを入れた際、ドイツ鉄道が110分遅延して遅刻してしまったことがありました。
雇用主には直接電話で連絡して「問題ないよ！」と言われていたのに、ZENJOB側から後でペナルティをくらいました。
アプリを使いたてだったので気づかなかったのですが、遅延の際は雇用主だけでなくZENJOBのカスタマーセンターにも連絡しなければいけないようです。
電車遅延の証明をカスタマーセンターに送りましたが、「シフト前の連絡じゃないとダメ」とつっぱねられました。
この制度についてはアプリ内で全然周知されておらず、FAQにこっそり書いてあるだけでした。
ドイツ鉄道のせいで遅刻するはめになったのに、永久に消えないペナルティが1つついたのは正直納得できないです。(3つたまるとアカウント凍結になってしまう)
・服や靴は自分で用意する必要がある
単発バイトの場合、制服や靴は基本支給されません。
無地の黒のTシャツや白のYシャツ、穴のない黒のズボンで来るよう指定されることが多いです。
また、バイトによっては安全靴（Sicherheitsschuhe）必須のところもあります。
持っていない場合は、新しく服や安全靴を買わなきゃいけないのでめんどくさいです。
黒の無地のTシャツは、すでに持っている柄ありのTシャツを裏返して着ていって何も言われませんでした。
安全靴は急遽買うはめになり、出費92.7€と1日分のバイト代が飛んで行きました…😭
ZENJOBのオフィスや通販でも最安14.75€で安全靴を買えるのですが、通販だと5日くらいかかるのでシフトに間に合いませんでした…。
・所得税を源泉徴収される
学生のMinijobの場合、月520€までは非課税です。
しかし、ZenjobはMinijobではなく短期雇用という扱いなので、毎月の稼ぎが520€以下でも所得税を取られる場合があります。
確定申告すれば還ってくる場合もあるようですが、めんどくさい…。
・イヤなバイト先に当たることもある
繁忙期のみの助っ人としてシフトに入るため、
- 仕事内容の説明が明らかに足りない
- 社員がピリピリしてる
- 逆にやることがなくて時間をもてあます
ようなイヤなバイト先もあります。
しかし、本当に求人が少ないので「ちょっとヤだった」くらいで評価を下げてるとただ単に応募できる求人が減ってしまいそうで素直に評価しづらいです…。
・ドイツ語もしくは英語は必須
ZENJOBは日本人向けの求人アプリではないため、ドイツ語も英語もできない場合はおすすめできません。
レジやウェイターなど、求人に「ドイツ語に堪能であること」という条件がなければ英語のみで問題なくバイトできます。
・働けるのは1年のうち70日のみ
単発バイトでは「働けるのは1年のうち70日のみ」という制限があり、それを越えると求人に応募できなくなります。
メインの収入源としてはすぐ尽きてしまうので、あくまでサブの収入源として利用するのが良いです。
まとめ
今回の記事ではドイツの単発バイトアプリ「ZENJOB」をご紹介しました！
単発でさくっと稼げる点は便利なのですが、とにかく求人が少なくバイト先も遠方になりがちなので、あくまで長期のMinijobが見つかるまでの繋ぎと考えた方が良さそうです。
- 直近、引っ越しを控えている
- 学業が忙しく、定期的にシフトに入るのが難しい
- Minijobとは別に追加で稼ぎたい
- 長期でバイトする前に雰囲気を感じたい
場合などにぜひ使ってみてください！
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※ 日本のアプリストアでは公開されていないため、クリックする前に国の設定をドイツに変えてください！
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円安がつらいですが、なんとか一緒にドイツで生き抜いていきましょう！
