ドイツ美大に留学中のかしい(@kassy_art)です！
海外留学したい、でもお金がない…😭
という方のために、ドイツ美大留学に使える日本の奨学金・助成金情報をまとめました。
ドイツ美大留学に使える奨学金・助成金まとめ
・吉野石膏美術進行財団 研修制度
分野：絵画、彫刻、工芸など
年齢：20才以上35才未満
支給額：1名につき240万円以内（学業にまつわる費用を申請）
採用人数：絵画 3名、彫刻・工芸など 2名
応募期間：9月初旬〜10月初旬
・ポーラ美術進行財団 研修制度
分野：絵画、彫刻、工芸など
年齢：20才以上35才未満
支給額：1名につき340万円以内（学業にまつわる費用を申請）
採用人数：18名
応募期間：10月初旬〜11月初旬
大学からの入学許可証だけではなく、教授からのサインが必要。
・リクルートスカラーシップ アート部門
分野：現代アートのみ。（絵画、彫刻、インスタレーションなど）デザインや建築は不可。作家志望の場合のみ応募可能。
年齢：27歳まで。日本の大学を卒業している場合は海外大学の学部への進学だと申請不可（日本の学部卒→美大大学院はOK）
支給額：月額30万円（2年間）
採用人数：2名（2020年度は応募14名、採用2名）
応募期間：8月下旬〜10月初旬
対象校が限られており、ドイツでは以下の4校に進学する場合しか応募できない。
・Universität der Künste Berlin, UdK（ベルリン芸術大学）
・Academy of Fine Arts, Munich（ミュンヘン芸術アカデミー）
・University of Fine Arts Munster（ミュンスター芸術大学）
・Kunstakademie Düsseldorf（デュッセルドルフ美術アカデミー）
・DAAD（ドイツ学術交流会） 芸術奨学金
分野：①音楽、②建築、③舞台芸術（演劇、演出、ダンス、振付け）、④造形芸術（絵画、彫刻等）・デザイン・映画
年齢：学位を取得してから6年以上経ってるとNG。
支給額：月額861ユーロ、保険料、旅費、研修費、語学研修費
採用人数：指定なし
応募期間：分野によって異なる。①音楽：9月末、②建築：9月末、③舞台芸術：10月末、④造形芸術など：11月末
ドイツに15カ月以上滞在していると応募不可なことに注意。
・文化庁 新進芸術家海外研修制度（長期研修）
分野：美術，音楽，舞踊，演劇，舞台美術等，映画，メディア芸術
年齢：研修期間により異なる。
1年研修：18歳以上50歳未満
2年研修：18歳以上35歳未満
3年研修：18歳以上32歳未満
特別研修（41〜80日）：18歳以上
支給額：渡航費、支度料（出発時に一律25000円）、滞在費（日当は研修地により異なる（詳細は募集案内を参照））
採用人数：指定なし
応募期間：8月上旬まで
コンペでの受賞歴がある、展覧会歴があるなど応募には芸術活動の実績が必要。
大学卒業後も作家活動の助成金として申請可能。
・野村財団 個人 奨学助成金 美術部門 / 活動助成金 海外 美術部門
分野：①若手芸術家の育成を目的とする活動。②芸術文化の国際交流を目的とする活動。
年齢：制限なし
支給額：展示やイベントなど、特定の活動にかかる経費
採用人数：指定なし
応募期間：10月〜3月分は4月末まで、4月〜9月分は10月末まで
在学中の活動費用を申請する場合は奨学助成金、卒業後は活動助成金となる。
・ユニオン造形文化財団 助成金
分野：空間造形デザイン（空間デザイン、環境デザイン、建築、インスタレーションなど）
年齢：制限なし
支給額：展示やイベントなど、特定の活動にかかる経費
採用人数：指定なし
応募期間：未定
・Asian Cultural Council
分野：アート全般
年齢：制限なし
支給額：渡航費、調査費
採用人数：指定なし
応募期間：未定
申請にはアーティストとしての活動実績が必要。
・国際交流基金
①海外派遣助成 舞台芸術
日本の芸術に関する公演を海外で行う場合に助成を受けられます。
②パフォーミング・アーツ・ジャパン（欧州）
日本の優れた舞台芸術に関する公演を海外で行う場合に助成を受けられます。
③海外展助成
日本美術を海外の美術館で紹介する場合に助成を受けられます。
いずれも日本の伝統芸術でないと申請が難しいので注意。
・公益財団法人 日本国際教育支援協会 JEES奨学金
分野：指定なし
年齢：制限なし
支給額：不明
採用人数：指定なし
応募期間：未定
アート分野もOKかはわかりませんが、留学支援の奨学金があります。
大学を通じてからしか申請できないため、現在学生の方のみ申請できます。
・イセ文化基金
アーティストへの助成を行なっているようですが、詳細は問い合わせないとわかりません。
・Deutschlandstipendium
こちらは日本の団体ではなくドイツの奨学金です。
進学する学校や学科によって、Deutschlandstipendiumの対象かどうかは異なります。
あなたの進学先がDeutschlandstipendiumの対象かどうか、学校に確認してみてください！
貸与型のため、枠は厳しめです。
日本の奨学金の探し方
日本学生支援機構（JASSO）の海外留学奨学金パンフレットを見ると最新情報がわかります。
①索引から、ドイツ対象の奨学金と地域の限定がない奨学金を確認する。
②①で見つかった中から、アート分野が対象かつ自分の年齢・経験・居住地など奨学金の対象者に合致するものを探し出す。
このほか、現在在学中の方は在学中の学校から出る奨学金、進学先が決まっている方は進学先の学校の奨学金が使える可能性があります。
また、「トビタテ！留学JAPAN」の留学奨学金検索でも探すことができます。
一般大向けのものが多く、美術系でも申請可能なものは少ないので注意が必要です。
ドイツの奨学金の探し方
ドイツは授業料が無料のため、奨学金を提供している団体はあまり多くありません。
また、ドイツやEU圏の学生が利用しているBafögは日本人は応募できません。
・Applicaidを利用する
Applicaidという相談サービスを利用することで、あなたの状況にあった奨学金を探すことができます。
英語もしくはドイツ語、相談料は無料です！
応募したい奨学金が明確な場合は、すでにその奨学金を受け取っている人に面接のコツなどを聞くこともできるようです。
・学校のStipendiumberatungで聞く
進学先が決まった場合は、学校の事務局に応募できるものがないか相談できます。
まとめ
どの奨学金も金額がかなり高く、合格すればアルバイトをせずに生活することも可能です。
この中に応募できる奨学金がなかった場合も、在学して活動実績を作ってからであれば応募できる奨学金・助成金の幅が広がります。
採用人数が少ないものもありますが、対象要件に合致する場合はぜひチャレンジしてみてください！
ほかに利用できそうな奨学金を見つけたら追記します！
