社会人経験を経て、2022年からドイツ美大に留学中のかしい(@kassy_art)です!
「欧米に留学してみたい、でも英語圏は学費も物価も高い…」とお悩みのあなたにおすすめなのがドイツ留学!
この記事では、わたしがドイツの美大に正規留学を決めた理由、ドイツ留学が全力でオススメな理由5つをご紹介します!
- 理由1:州立大学は学費が無料!
- 理由2:個性を重視した教育
- 理由3:卒業後もヨーロッパで働きやすい
- 理由4:EUの中心国で先進的な取り組みをしてくれる
- 理由5:旅行しやすい!
- とはいっても、ドイツ語大変じゃないの?→英語で学べます
- とはいっても、治安が心配…→けっこう安全です
- まとめ
この記事は留学Advent Calender 2024の9日目に参加させていただいてます!
理由1:州立大学は学費が無料!
ドイツ留学の一番の利点は、なんといっても
州立大学の学費が無料ということ!!!
日本でも1年で数十万円、アメリカやイギリスだと1年で数百万円かかるのが普通です。
それがドイツでは外国人でも学費無料というのだから本当に驚きです!!(バーデン=ヴュルテンベルク州を除く)
厳密には、定期券代と施設利用料などが半年で300~400ユーロ(4〜5万円程度)かかりますが些末な金額です。
無料で学べるって、ど、どういうこと…!?といまだに思います。
理由2:個性を重視した教育
日本の美大では受験時にデッサン力、色彩構成力など基礎的な知識や技術が求められます。
しかし!ドイツの美大では、作品のコンセプトや一貫性、オリジナリティが重視されます。
クラスも10〜20人程度なので教授からきめ細やかな指導を受けることができます!
実技以外にも、プレゼンを行う機会がたくさん。
ただ講義を黙って聞くだけではなく、アウトプットを重視した教育を受けられます!
理由3:卒業後もヨーロッパで働きやすい
ドイツでは移民を積極的に受け入れてくれているので、大学卒業後もビザを取りやすいです。
アーティストとしてフリーランスビザを申請することもできますし、就職する場合も大学卒業は有利になります。
通常、無期限の滞在許可をもらうにはドイツに5年以上住んで年金を納める必要があります。(その他、犯罪をしないこと、ドイツ語力があることなどが条件)
しかし、ドイツの大学を卒業して就職すると、卒業後2年で無期限滞在許可を申請できるようになります!
移住の要件をどんどん厳しくしていく国が多い中で、移民を積極的に受け入れてくれるのがドイツなのです!
卒業後もヨーロッパにとどまることを考えている方には全力でオススメです!
理由4:EUの中心国で先進的な取り組みをしてくれる
世界で先進的な取り組みはだいたいEUが行ってくれるので、暮らしていて安心感があります。
たとえば、2024年8月には世界に先駆けて欧州AI規制法が発効されました。
日本ではFacebookやInstagramを利用していると問答無用でMetaのAIトレーニングにデータを利用されてしまいますが、EUとイギリスの住人はオプトアウトできます。
www.cnet.com 2011年に起こった福島第一原子力発電事故を受け、2023年には脱原発化も実現しました。
ガスはまだまだですが、電力は60%以上が再生可能エネルギーでまかなわれています。
日本ではまだ議論が始まったレベルの社会課題も、ドイツでは着実に法律や制度が変わっていきます!
理由5:旅行しやすい!
ドイツでは、州立大学の学生はセメスターチケットというドイツ鉄道の定期券がもらえます。(ICE・ECなどの高速鉄道以外のローカル線が無料)
なんと、2024年からはドイツ全土で使えるようになり、ドイツ国内旅行がしやすくなりました!(以前は州内のみ有効でした)
また、ヨーロッパの真ん中に位置しているので、どこに行くにも旅行しやすい!
西ドイツであればオランダ、ベルギー、ルクセンブルクはすぐそこ。
北ドイツでは電車でデンマークに行けますし、東ドイツであればポーランドやチェコ。
南ドイツであればオーストリア、スイスなどなど…。
閑散期を狙えば、Ryanairを使って往復30~50€でイギリスのロンドンに行くこともできます!
Flixbusなどの格安バスやLCCを活用することで、オトクに旅行し放題なんです!
とはいっても、ドイツ語大変じゃないの?→英語で学べます
たしかに、ドイツ語を学ぶのは大変です。
しかし!英語で勉強できる学科も多くあります!
わたしが最初に留学したケルンインターナショナルデザインスクールも、授業はほとんど英語。
ドイツ語はB1(日常会話レベル)さえあれば応募できました。
日常会話レベルであればYouTubeを使って独学で習得できるので、語学学校に通う必要はありません!
とはいっても、治安が心配…→けっこう安全です
たしかに、世界一安全とも言われる日本と比べてしまうとドイツの犯罪率は高いです。
しかし!物価と治安のバランスがいいのがドイツなんです。
わたしはケルンとブレーメンという大都市に2年間住んでいますが、
パリやブリュッセル、スペインやイタリアのように
「公共の場でちょっと物をテーブルに置いただけで盗まれる」
「地下鉄でスリに遭う」
「空き巣に遭う」
といった経験はしたことも友人から聞いたこともありません。
(ベルリンなど観光エリアであればスリがいるみたいなので注意が必要)
街やエリアにもよりますが、大通りであれば夜間に1人で歩いても問題ありません。
代わりに、自転車の盗難や置き引きは多いので注意が必要です。
シェアハウスに住んで家賃を安く抑えることができ、食料品も軽減税率なので安く買い物できる。
物価が高すぎない上で治安もそこそこいいのがドイツなんです!
まとめ
- 学費無料
- 個性を重視した教育
- 卒業後もヨーロッパで働きやすい
- EUが先進的な取り組みをしてくれる
- 旅行しやすい
以上の理由から、ドイツ留学はとってもオススメです!
欧米圏・ヨーロッパ圏への留学を考えている方は、ぜひドイツも視野にいれてみてください!
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Kindle Unlimited会員であれば無料で読めるので、ドイツ生活について興味がある方はよければチェックしてみてください :)